海外介護人材

【海外介護人材】 利用者様の感謝が励み。家族のような雰囲気です。

デイサービスセンターモーモー ニニャさん

私はニニャと申します。28歳です。
フィリピンから来ました。

日本に来て約半年がたちました。
高齢者の施設でアルバイトとして、トイレ介助・水分補給などの仕事をしています。
最初は少し難しいかなと思っていたけれど、どんどん慣れてきました。

フィリピンでは私は看護師をしていました。
他の人にお世話をするという感じで、
看護と介護はあまり違いを感じなかったのです。

「どうしてこの仕事をするの?」と聞かれますが、
私に利用者様が「いつもありがとう」と言ってくれます。
それが本当に嬉しいのです。

日本で働く時の不安はコミュニケーションでした。
コミュニケーションをとるのは、私にとって本当に難しいです。
でもムームーの職員は、いつも優しく私に話してくれます。
皆いつもゆっくりと、簡単な言葉を使ってくれます。
なので、どんどんわかるようになりました。

職場の雰囲気は、家族みたいな雰囲気です。
例えば私が仕事のやり方がわからない時、皆は優しく教えてくれました。
いつも「きのう何を食べましたか?」という感じで話しています。

私の目標は日本語学校を卒業して、
介護の専門学校を卒業して、ここでずっと働きます!

【海外介護人材】受け入れる側、働く側。お互いの不安と本音座談会

■受け入れ前の不安

(グループホームサンパーク笑う門 管理者)山口さん
海外人材に自分の中で勝手にハードルを作っていました。
利用者様はどう受け入れてくれるんだろうか。
利用者様のご家族はどう感じるんだろうか。というのが一番でしたね。

(デイサービスセンターモーモー 管理者)柴田さん
技能実習生さんの勉強会には参加していたんですが、留学生さん、介護を知らない方ということで
「え?どうしようかな」というのはありました。
職員も「英語覚えなきゃいけないのかな」とか。結局誰も覚えていませんが。
でもすごく積極的で、第一印象で「あ。大丈夫そうだな」という感じはありました。
「これからどうしよう」というのが続いたわけではないです。


■ご利用者様・ご家族様の反応

山口さん
受け入れられていますね。
彼女たちの性格や人柄だと思うんですが、私たちのことより名前も覚えているくらいで。
出勤してきたときにも、「おはよう」っていい笑顔です。


■ニニャさん:日本で働く前の不安

ニニャさん
私の日本語はどうかな?日本人との働き方はわからないけど大丈夫かな。とか。
あとは利用者様の立場から、私は日本人じゃないから大丈夫かな、と。
でも今は私はここ(日本に家族と離れて)に1人ですが、不安はありません。皆がいるから。


■海外人材が働くことで起きた職員の変化

柴田さん
技術面は担当が教えますが、それ以外のことで周りの皆が教えていました。
気にして声をかけるのは、こちらから「してあげてね」と声をかけなくても、
率先してやってくれました。
山口さん 
職員間や利用者とのコミュニケーションも観察されているというのがあります。
正しくやらなきゃというのは、いい刺激になりました。
どう教えたら教えあうのもいい刺激でした。


■これからの目標

柴田さん 
せっかく英語ができるので、ニニャがからんだ活動ができればいいなと思っています。
利用者様にニニャが漢字を教えてもらったりしていて、勉強にもなるので。
ニニャさん 
私もレクリエーションをやりたいです。なので日本語を勉強しないといけないです。


■海外人材受け入れを迷っている介護施設スタッフへメッセージ

柴田さん
仕事面だけではなく生活面と、気に掛ける範囲は広がりますが、覚えも早いです。
本当に日本人がなかなか入らない中で、即戦力に位置づけしたい位できる方も多いです。
受け入れる体制だけは作ってみては?
来たらびっくりするくらいできると思います。
山口さん
生活面のサポートでいうと心配な部分もあるんですが、私は来てもらって良かったなと思っているので。
迷うことはないかなと思います。


■コミュニケーションについて

柴田さん
認知症のご利用者様も、皆普通に普通の方が来た感覚で、日本語でこれは?とか聞いていました。
思っているほど、日本人だ海外の方だという感覚はない印象です。
ご家族様も一歩引いた扱いをするわけでもなく、職員として普通に声をかけています。


■日本に興味をもったきっかけは?

ニニャさん
日本人の友達がいて、ご夫婦も本当に優しくて、日本語を勉強したい、日本に行きたいと思いました。


■日本の好きなところ

ニニャさん
今は日本で半年働いてますが、日本人の働く姿は本当に素晴らしいです。
なんでもできるし、なんでも早いです。
フィリピンも素晴らしいけど、日本人は本当に全部早くてパーフェクト
本当に私はびっくりしました。


■ニニャさんの素晴らしいところは?

山口さん
すごく明るいです。アクティブだし素晴らしい、吸収しようとしているのをすごく感じます。
一緒にいるだけで明るくなります。
柴田さん 
明るいからこそ、利用者様も声をかけてくれますね。
メールも普通に日本語だったり、勉強しているというのをすごく感じます。


■海外人材の受入準備の内容は?
柴田さん
部屋のものや、介護の用語やゆっくり話すことの周知。最初のそれだけで足りてしまいました。
予想以上に日本語が出来ていたというのもあります。


■サンメディカルに入るための準備は?

ニニャさん
準備はまず家族との相談です。日本で1人だから心配して少し反対していました。
でもちゃんと説明して、勉強してアルバイトしてということを伝えました。
結局はもし本当にやりたいなら行っていいよと言ってくれました。
日本に来ることは私の意志なので、皆援助してくれました。


■お互いにメッセージ

山口さん 
困ったときは悩まず、相談してほしいな、と思います。
柴田さん 
仕事面は問題なくできているので、生活面も苦労がないようサポートしていきたいと思っています。
なにかあれば、相談してください。
ニニャさん 
本当にサポートしてくれて、ありがとうございます。